フットボールに携わる人との付き合い方【家族編】

レフェリーな話

こんにちは!

はくです。

今回もフットボールに携わる人との付き合い方シリーズです。

第2回、今回は縁の下の力持ち「家族編」です。

家族の形は恋人やパートナー、両親や兄弟など様々ですが、共通して言えるのは「一番近くでサポートしてくれている」という事です。

そんな一番の理解者である家族と審判について考えてみたいと思います。

審判員のこと知ってる?

あなたが好きで始めた「審判員」。パートナーはどこまで知っていますか?

ボンヤリなんとなく?「黒い服着て、走って、笛吹いたりカード出したりするぐらいでしょ?」「週末は家に居ないもんね?」

「まあ好きでやってるし、迷惑かけなかったら良いんじゃない?」

審判というのが、なかなかのプレッシャーに晒されて、相当な体力を使っているというのは、案外周りの方々は分からないものです。

時間や機会があれば、あなたの審判愛とともに大変さや面白さを話してみるのもいいかもしれません。

審判のことを勉強してみようと思ってもらえたら、素敵だと思います。

嫁ブロックから考える

選手や審判に限らず、結婚していると一定数で悩んでいると言われる「嫁ブロック」

パートナーや家族が活動することに否定的に思っていて、結果として活動を諦めなければならない状況のことを指します。

もともとは企業の人事用語みたいでしたが数年前から一般的に使われるようになって来ました。

実際にフットボール…というか審判界でもあり、何を隠そう私も経験者の一人です。

実際に経験すると、本当に試合に行き難くなるんですよねぇ…(汗)

当時の何がいけなかったのか…振り返り(反省)と出来る事(対応策)をあげていきたいと思います。

週末に家にいない

ブロックに悩んでいる方の多くが「週末に家にいない」ことが原因みたいです。自分は外で好きなことを朝から晩まで楽しんでいるのに、パートナーは子供と家にいる…。

そんなんじゃ不満は溜まりますよね。

一緒に試合に出かける

自分にとっては担当の試合でも、家族にとっては楽しい外出。試合を見てもらうも良し(審判員なら文句を言われることもあるし厳しいかな?)出先のショッピングモールや公園で遊ぶも良し。

家から出ることで、気分転換になるのかなと思います。

「休みの日」を確保する。

もちろんですけど、家族のための休日をきちんと作ることも必要です。

フットボールや審判から切り離した時間を作り、家族との時間をしっかり楽しむことで、親子やパートナーとのいい関係も築ける…と思います、多分。

お土産

ただ、研修会や大切な試合などは集中したいときもありますし、毎回毎回家族やパートナーと試合会場に行くわけにもいかないので、そんな時は、必ずお土産を買って帰るようにしています。

子供には地域限定のキャラクターやお菓子だったり、大人向けだったら、地元の民芸品やちょっとお高めの食べ物、お酒なんかを買ってきています。もちろん、物で釣るわけでは無いので、きちんと感謝の言葉も添えながら。

「おう!審判行ってきたぞー!(手土産プラーン)」な感じで帰ってきて「は?こっちは週末家にいたんですけど!?」って言い返されないようにしておきましょう…。何事も謙虚に。

スケジュールを共有する

急な割当もあるかもしれませんが、協会や連盟、各種リーグのホームページを見ると、大体の年間スケジュールは決まっていることが多く、先に「〇月〇日は大事な試合だからスケジュール入れとくね!」と伝えて置くと、相手もスムーズにスケジュールを組みやすいと思います。(もちろん、毎週末全部に試合のスケジュールを入れておいたら反感しか買いませんが…苦笑)

TimeTreeなど共有のカレンダーでスケジュール管理しておくのもひとつの方法だと思います。

何事も突発なのは困りますよね。それは相手も同じ事なんです。

行事ごとには参加する

審判員である前に、一社会人・学生なので、自身の勉強ごとや子供の運動会や発表会にはできる限り参加しましょう。

いや、必須参加ですね。というか、いけ!出ろ!そんな試合ばっかりだから言われるんだろうが!何?プロなの?プロでもしっかりしてるよ?ってレベルです。

…失礼。何より、行事に参加することで、普段見えなかった人間関係がみえたり、意外な繋がりを持てることだってたくさんあります。

勉強は試合の中だけでなく実生活の中だってたくさん転がっています。ぜひ積極的に!

『せっかくの休日なので』

「せっかくの休日なので勝つ。」がキャッチコピーの東京都にあるサンパチオフットサルクラブさん。

「せっかくの休日なので」の部分は多くの社会人プレーヤーが感じているところで、ものすごく共感しています。

審判員も一緒で、せっかくの休日を選手と同じように試合を楽しむことが一番だと思います。もちろんそこには、家族やパートナーあってのことなので、感謝の気持ちを持って、できる限り言葉や行動で示して、バランスとメリハリのある休日を過ごすことが、一番の表現方法なのかなって思います。

 

「嫁ブロック」をはじめ、家族やパートナーからの理解が少ないときの多くは、相手の理解がどうこうよりも自分自身の表現や態度に起因するのが多いのかなと思っています。

・スケジュールやどんな試合なのか事前に説明する。

・行ってくる時、帰ってきた時、感謝の気持ちを伝える。

・家庭と仕事、試合の全体のバランスを考える。

を考えることで自身も家族やパートナー、周りもより良い関係、応援してもらえる関係になるのかなって思います。

でもね、どんなにピンチでも、非難を受けても、上手くいかなくても、絶望的でも、家族は最後の最後まであなたに付き合ってくれます。間違いなく。

今日はここまで。